少し変わった隣人

都内某所にある実家の、隣家に住む住人のことをお話します。

 

そのお家は、近所でも1番大きな御屋敷です。住んでいるのはこの辺りの土地は、かつては全てその家のものだったというほどの地主です。

 

私たち家族が新築の一戸建てを購入した時には特に問題はありませんでした。

 

気になりだしたのは10年ほど前からです。

 

隣家の娘さんが、どうにも少し精神を病んでいるようなのです。

 

昔からあまり外には出ないとは思っていましたが、どうやら不登校の引きこもりだったようです。

 

それでも外で会えば会釈を返してくれるぐらいではあったのですが、ある日を境に急変しました。

 

それは電話です。

 

つねにどこかに電話をして、大声でクレームを言っているのです。

 

「あんたじゃ話にならないから、もっと上の人を出しなさいよ!」

 

「責任は誰が取ってくれるっていうのよ!」

 

「じゃあ、この電話代はどうしてくれるわけ? 誰が払うのよ!」

 

こういった罵声が、一日中隣家から聞こえてくるのです。

 

私は今は実家に住んでいないので実害はないのですが、今も住んでいる父は大変だろうと思います。

 

たまに帰った時に、ほんの3時間でも気が滅入ってしまします。

 

父はその家側の雨戸を全部閉めて、テレビを大音量で見て、聞こえないようにしているそうです。